ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版)
Guidelines for the management of patients with ST-elevation acute myocardial infarction
(JCS 2013)
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10.3 PCI
クラス IIa
・血行動態が安定している場合には残存冠動脈病変に対するPCI は,梗塞責任血管に対するprimary PCI の際ではなく,急性期が過ぎたあとにstaged PCI として
行う.
レベルB
クラス III
・血行動態が安定している患者に対し非梗塞血管にprimary PCI を行う.
レベルB
急性期にprimary PCI が施行された心筋梗塞後の残存冠動脈病変に対する血行再建では,これまでPCI が高率に行われてきた.しかし,左主幹部病変や左前下行枝近位部に高度狭窄が残存する患者では,ハートチームでPCI かCABG かの選択を検討することが重要である.血行動態が安定している場合には,残存冠動脈病変に対するPCI は梗塞責任血管に対するprimary PCI の際ではなく,急性期が過ぎたあとにstaged PCI として施行する
679)
.しかし,心筋梗塞発症後いつの時点でPCI を行うべきかについての十分なエビデンスは存在しない.
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VI. 入院後早期の管理
10. 残存冠動脈病変に対する冠血行再建
10.3 PCI
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