ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版)
Guidelines for the management of patients with ST-elevation acute myocardial infarction
(JCS 2013)
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7. 予後
急性心筋梗塞の急性期死亡率(30 日以内の院内死亡率)は,レジストリー研究として2003 年に発表されたOASISでは7.1 %
28)
,2005 年に発表されたHIJAMI は9.4 %である
29)
.その経年変化をみると,MIYAGI-AMI Registryでは1979 年の20 %から2008 年の8 %と改善しており
57)
,東京都CCU ネットワークでも1982 年の20.5 %が2000 年代には6 %程度でほぼ安定している
58)
.この予後の改善には,再灌流療法の普及が関係しているものと推定される.しかし,近年においても依然として女性と重症心不全合併例の死亡率は高い
29)
.
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II. 概念,疫学
7. 予後
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