ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版)
Guidelines for the management of patients with ST-elevation acute myocardial infarction
(JCS 2013)
目次
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2.3.3 レジスタンストレーニング
クラス IIa
・週2~3 回の低強度~中強度のレジスタンストレーニングを有酸素運動に追加して行う.
レベルC
最近,レジスタンストレーニングの有用性が注目されている
798)
.STEMI 後早期のレジスタンストレーニングは,安全に施行可能であったと報告され
799)
,最近の無作為化試験において,レジスタンストレーニングと有酸素運動の併用は有酸素運動単独に比べQOL の改善を認めること
800)
,レジスタンストレーニングは,有酸素運動と同等の運動耐容能の改善や血管内皮機能改善を認めることが報告されている
801)
.これらを受けて,ACC/AHA ガイドライン2007年改訂版
777)
では,STEMI後のレジスタンストレーニングは
クラス IIb
とされていたが,2011 年の二次予防ガイドライン
778)
では有酸素運動に補完的に追加するレジスタンストレーニングは
クラス
IIa
とされた.
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VII. 回復期および退院後の患者管理
2. 心臓リハビリテーション
2.3 回復期リハビリテーション
2.3.3 レジスタンストレーニング