ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版)
Guidelines for the management of patients with ST-elevation acute myocardial infarction
(JCS 2013)
目次
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クラス I
・退院前の左室駆出率の測定.
レベルA
1.4 左室機能
再灌流療法の有無に関わらず,左室機能はSTEMI 患者の予後予測に最も重要な因子である
688,734)
.その計測にはさまざまな手法が用いられるが,検査法によってその意義が若干異なる
735,736)
.左室機能は発症からの時間経過で異なるため,急性期のものは予後判定に使用しない
737,738)
.左室駆出率に加え,左室容積,とくに左室収縮末期容量は,より強力に長期予後を予測するとされる
19,739)
.心筋梗塞後の左室機能低下は,心臓突然死の最も重要な予測因子であり,植込み型除細動器の効果が期待される.植込みが有効な左室駆出率は30~40 %とされるが
740-743)
, わが国では確立されていない.
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VII. 回復期および退院後の患者管理
1. 退院時のリスクの層別化
1.4 左室機能
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