ST上昇型急性心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版)
Guidelines for the management of patients with ST-elevation acute myocardial infarction
(JCS 2013)
目次
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クラス I
・患者到着後,すみやかな身体所見および簡潔な神経学的所見の診察.
レベルC
身体所見の注意深い診察は診断のみならず,合併症の有無や胸痛を起こす他の疾患との鑑別に役立つ.また,とくに血栓溶解薬投与前には脳卒中の既往や認知症の有無を簡潔な神経学的所見の診察から判断する.
症状の程度は個人差があり,症状が強い場合は苦悶様表情を呈し,痛みで動けずに耐えていることが多い.肺水腫の合併例は,呼吸困難や起座呼吸,咳嗽や泡沫状血痰を認める.ショック例では,顔面蒼白で皮膚は冷たく湿潤で青いまだら状の斑点を認め,口唇や爪床にはチアノーゼを認める.また,心拍出量低下に起因する脳循環障害により錯乱状態など,意識レベルの低下がみられる.
2.2 身体所見
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2.2.1 バイタルサイン
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2.2.2 聴診所見
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2.2.3 鑑別診断
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2.2.4 その他
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IV. 初期診断,治療,管理
2. 患者の初期評価(表3)
2.2 身体所見
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